電気犬の日常:Re.

ライターだのDJだのオタクだのいろいろやってる人間が、気が向いた時にいろいろ書く日記

ブログ再開兼先日のDJイベント楽しかったなーという話

どうも、ひろきらです。

「いろいろと自由に駄文を書き散らす場も改めて作りたくなってきたし、ブログを再開しようかな」とけっこう前から考えてはいたのですが、以前のブログが完全に死に体。さてこれはどうしよう、だったらいっそ新しくしてしまおう!ということで新ブログに移行しました。どうぞよろしく。

 

 さて、新ブログの記念すべき初回投稿は、先週11月15日(土)に秋葉原MOGRAで開催したアニソンDJイベント『後でアレする音の会Vol.10』略して『後アレ』についての感想とかいろいろと書きたいと思います。本当は日曜に書くつもりだったけど、疲れて動けなかったとか原稿作業とかで一瞬で日曜日がぶっ飛んで何もできなかったの。

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完全にノリと勢いで、アニクラ界隈では超有名なクラブ「秋葉原MOGRA」を借りちゃったという流れで始まった、素人集団のアニソンDJイベントがもう第10回。思えば遠くへ来たもんだ。ここまでやってこれたことに出演DJ陣が一番驚いてますよ。

今回の第10回も無事に終了することができました。イベントに来てくださった皆さん、USTを見てくれていた皆さん、どちらにも本当に感謝です。

今回のイベント、会場内の皆さんから最初から最後までずっと凄い熱気が感じられて、それに呼応するように、DJ陣も今までのイベントの中でも最高の空気を作れていたというのが、まず第一の印象。

特に、今回の後半に登場したありがみん、そろきの兄貴、いーびる、アナシンさん、ゲストの直後で今回のイベントのトリでもあった主催ラグーン氏のDJは、選曲からアクトに至るまで、すべてが「場の盛り上がりを持続させつつ、さらにガンガン盛り上げる」ことができていた素晴らしい物だったと思います。演者側の人間ながら、この後半戦は見ててちょっと感動しちゃったよ。本当に楽しかった。ああいう流れがアニクラの真髄だなーと思いました。

もちろん前半メンバーしっかり盛り上げていたと思います。最初から高まってた空気感をしっかり持続させていけてたのが本当によかった。

そして今回のビッグゲスト、あちこちで活躍している超一流のDJで、会場の秋葉原MOGRA店長でもあるD-YAMAさんのDJプレイ。これは言わずもがなのカッコよさでした。しかも、今回は本人の趣味丸出しの選曲、それでいてめっちゃくちゃカッコよくDJを決めていくとか、もう最高という他なかったです。これぞアニソンDJ!という姿を見られた気がします。個人的にギャラリー・フェイクED流してくれたときには感謝しかなかったよ。あと、エンドトーク時の“あるプレゼント”に本気で驚き顔をしていたD-YAMAさんが見れたのも楽しかった。

 

さて、周りの様子が良い部分ばっかりの中、肝心の俺はどうだったのかというと「特撮オンリー」なんていう趣味全開のセトリでDJやらせていただきました。栄えある10回目のイベント、しかも出演順は割と前の方ということもあって、このイベントで自分が期待されているものだけでやってやろうと思いまして。

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              ▲セトリはこんな感じでした

で、肝心の出番時はどうだったんだというと……緊張してセトリ中盤で2回ほど音量関係の失敗をするという体たらくを披露してね……。正直めっちゃ消えてなくなりたかったです。でも、この失敗のせいで飲まされたテキーラショットグラス2杯(普段はこんなことやってないんだけど、今回はなんかそんな流れになってたの)のおかげなのかなんなのか、テンションが一気に跳ね上がり、後半はノリノリでお客さんを煽り続けられたと思います。最後の曲で、レスキューファイヤーをフルで流し、みんなで「爆沈完了!」できたのは最高だった。

失敗以外にも、今回は選曲関係で改めて勉強になることも多かったです。自分のセトリで一番思い知らされたのは「ウルトラマン系は基本的に刺さらない」。

これは以前からわかってたことではあったんですが、本当にね……「ウルトラマン80」とかね……「メビウス」とかね……盛り上がりにくすぎる。自分がウルトラマン大好きなんで、この事実はなかなかに辛いものがありますね。

ただ、そんなウルトラ系楽曲の中でも、「ウルトラマンガイア!」やグリッドマンOP「夢のヒーロー」を流したときには「ガイアだ!」「グリッドマンだ!」と反応してくれているお客さんがけっこういたのに救われました。そのほかにも「エクシードラフトの曲を聴いたら作品を思い出した!」と言ってくれた人もいて、これこそ特撮DJ、原曲DJ冥利に尽きる感想だなと本当に嬉しくなりました。まだDJとしてペーペーの自分が言えることじゃないかもしれないけど、自分の大好きな、これでみんなを盛り上げてやる!と思っていた曲がしっかりお客さんに届いているのがわかると、DJって涙が出そうになるくらい嬉しいんです。

今回の自分のプレイでは、テクニック面でも、自分が尊敬している友人たちに「あそこの繋ぎ良かった!」や「感動した」と明確に言ってもらえたのには感無量でした。この気持ちを忘れずに、今後のDJでも「良かったよ!」と言ってもらえるプレイをしていきたいですね。

 

ここからは打ち上げでの話題。打ち上げにはD-YAMAさんも参加してくださったんですが、そこで貴重な話をいろいろと聞けて本当に楽しかったです。特にD-YAMAさんが言ってくれた「この『後アレ』の空気と流れは、絶対に壊さないほうがいいです」という一言は、とても印象深かった。

DJってお客さんを如何に盛り上げるかがなんぼなんで、本来は趣味的なことは控えめにしてアンセム曲をしっかり流していくというのが主流です(というかそれが当たり前)。特にアニソン関係のクラブイベント(いわゆるアニクラ)ではその傾向が強いのもあり、趣味的な流れ全開のイベントは貴重なんだそうで。だからこそ、ベテランの方々も、そういうイベントは楽しいと思ってくれるんだそうです。D-YAMAさんが今回「楽しかったです!」と言ってくれたのも、そういうことだったのかなと、おこがましくも思ってしまいました。これは俺の勝手な意見ですが“『後アレ』はベテランアニソンDJが趣味のアニソンに突っ走ってOKなイベント”って状況を作れたら、さらにおもしろいことになりそうだなーとも思いました。

自分自身レギュラーDJとして、『後アレ』は今後もこのまま突っ走ってほしいと強く思っています。もちろん大なり小なり洗練はされていくべきだし、我々DJ陣のスキルは磨いていくべきです。いくらコアで趣味的なイベントだからって「俺はこういう曲を流す担当だから」と、ただ好きで自分のコンセプトに合っている“だけ”の曲をだらだら流すんじゃ何の意味もないですよ。自分の趣味曲、十八番ジャンルの中から、オーディエンスを盛り上げられる曲はなんだろう?どういう繋ぎでセットリストを組み立てていけばカッコよく聴かせられるだろう?と、探求し続ける感覚はちゃんと作っていかなければならないと思います。でも、その根幹にはちゃんと「これが、俺たちが『後アレ』だ!」という感覚もぶれずに持ち続けてDJをしていくのが大事なんだろうなと。アンセムに走りすぎても趣味に走りすぎてもダメって、茨の道だなぁ……とは思いますけどね。

あとはまぁ、各所で散々言われてるけど、「閃光のナイトレイド」OPであれだけ盛り上がるアニクライベントってたぶん『後アレ』だけだろうしさ……。そこもぶれずに続けていけばいいんじゃないかな、うん。

 

ブログ再開第1回目なのに、エラい長い内容になってしまった。ここまで読んでくれる人がどれだけいるかわからないけど、こんな感じで書きたいことができたら不定期にポロポロ書いていくつもりなんで、どうぞよろしくお願いいたします。

 

最後に余談をひとつ。以前、Twitterで友人と深夜のテンション爆発させながら考えた謎のDJイベント『仏陀夜話−ブッダナイト−』ですが、なんか本当にオーガナイズしてやることになるかもしれないかもしれなくってよ……?まだまだ詰めなきゃいけないことだらけですが、D-YAMAさん含め各所に相談もし始めちゃったし、なんとか実現させたいですね。乞うご期待!